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【書評】防大女子〜究極の男性組織に飛び込んだ女性たち〜」:松田小牧

防衛大学校には男性だけでなく、

女性も入学している。

 

工業高校や

大学の工学部の

「女子」と

比率的には同じだが

 

将来の自衛隊の幹部を担う「女性」であり

他の学校とは異質である

 

私は元陸上自衛隊で、話だけしか聞いたことないが

当事者からのこんな話が聞ける本はなかなかないと思うので

大変おもしろかった。

 

また、著者とは、3ヶ月弱と短い期間だったが

防大後の幹部候補生学校

同じ区隊で同じ訓練を受けた仲であったので

大変面白く、意外な一面をみれて面白かった。

 

防大の恋愛事情

一般の大学生みたいな「甘い」恋愛ではなく

周りからの「圧」が半端ないみたい

 

特に女性は少ないので「付き合った」ことも

「別れた」ことも

制限された空間の防大生には

訓練以上の話題なのだろう・・・

 

恋愛を止めることは出来ないけれど

「周りの対応」とか

「変な気の使い」はなくなって欲しい

ただでさえ厳しい生活環境なのに・・・

過酷ゆえの悩み

防大女子はそれだけ貴重な人材でできるなら辞めてほしくないが

本人の希望と上司の説得

このせめぎ合い。

 

著者が辞める時のエピソードは

「覚悟」を持った防大女子の行動だなぁと思った。

 

僕はそこまでの行動はしてないので

一般大と防大の違いはこんなところに表れるのかと感動した。

4年間の防大生活とは

なんと過酷で

根性の鍛えられる場所なんだと

改めて感じることが出来た。

 

 

終わりに

純粋に面白い本だったのでみなさん是非購入し読んで下さい。